あの空は青いか?

『あの空は青いか? ― 私と芝居の雑文クロニクル』

福田善之 (解説:佐々木治己)
四六判 ソフトカバー 368頁
ISBN978-4-380-24004-1  C0074
定価:本体2500円+税

 このエッセイ集は、福田善之が二つの雑誌に書いた連載を収録している。一つ目の連載は調査情報(TBSメディア総合研究所)に、全11回(1991年3月号から92年5月号)連載した「私と芝居の道中双六」。この連載は自伝的演劇論という依頼があったようだ。演劇論の土台となる体験や経験が主に語られた。二つ目の連載は、悲劇喜劇(早川書房)に全50回(2006年7月号から10年10月号)連載をした「みんな、素敵な人だった」となる。

……(福田善之が)日本橋にある旅館を家業とする家に生まれて、麻布から東大という一見、恵まれたエリートのような経歴の中で、階級意識を持ち続け、それがどのような批判的精神を培っていったのかということを考えると、このエッセイ集はとても興味深い。(佐々木治己 解説より)
型番 24004
販売価格 2,500円(税抜)
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