朝鮮戦争に「参戦」した日本

『朝鮮戦争に「参戦」した日本 』
西村秀樹
四六判 ソフトカバー
ISBN978-4-380-19004-9 C0036 320頁
定価:本体2500円+税 (2019年6月刊行予定)

朝鮮戦争でアメリカの基地国家となった日本。その最中に、吹田枚方事件は起きた。
いま、新たな戦前の雰囲気が漂い始めた。
本書を支えているものは、著者の執念と情熱、そして対象への愛だと思う。金石範(作家)

◉もくじ◉
第一部:三大騒乱事件の一つ、吹田事件

第一章 吹田事件研究会
一、吹田事件
二、十三
三、研究会

第二章 吹田事件
一 吹田操車場へのデモ行進
二 日本共産党・大阪大学細胞キャップ
三 太ももを銃撃された大阪大学生

第三章 枚方事件
一 枚方放火事件
二 枚方工廠への時限爆弾設置事件
三 事件の舞台裏

第四章 裁判闘争
一 吹田黙祷事件
二 騒擾罪



第二部:朝鮮戦争と日本

第五章 なぜ朝鮮は分断されたのか。なぜ日本は分断されなかったのか

第六章 日本が朝鮮戦争に「参戦」した日々〜八〇〇〇人の渡韓・五七人の死亡

第七章 玄界灘を渡って「参戦」した日本人
一 朝鮮戦争と再軍備
二 特別掃海隊
三 女性たちの動員
四 玄界灘を渡った日本人「兵士」
五 基地国家・日本

第八章 鴨緑江を渡って「参戦」した
一 満蒙開拓団
二 八路軍従軍看護婦
三 八路軍従軍兵士



第三部:吹田事件の解放

第九章 在日朝鮮人と吹田枚方事件
一 首魁の半生
二 吹田事件
三 民族組織
四 五五年体制
五 保釈
六 無罪判決
七 判決理由
八 枚方事件の裁判

第一〇章 至純な歳月
一 検察側の総括と大阪市の反論
二 共産党幹部の証言
三 在日朝鮮人のリーダー
四 茨木警察ウェポン車事件
五 日本人側首魁
六 裏切り者の息子
七 軍需列車の襲撃計画
八 本当は何を目ざしたのか

年表

参考文献

あとがき
型番 190049
販売価格 2,500円(税抜)
購入数


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